サラリーマンが株式投資を続けていく上で、
守備を重視することが重要と考えているが、
PFの構成やCPの確保以上に意識しなくてはならないのは、
やはり、本業。サラリーマンとしての仕事だろう。
ストレスフルな毎日をすぐに切り上げられないから、
株式投資といった、トライを試みているわけだが、
すぐに結果を出そうと焦ると悪循環に陥るリスクがある。
自分の経験からすると、どちらも、
無理せずぼちぼちやるしかないものである気がするが、
漫然と続けていても、状況は好転せず、
動かなければ、流されていくのが世の常である。
ハワード・マークスの
『投資で一番大切な20の教え』
と
どちらをテーマにするか悩んだが、
サラリーマン投資家にとって、
根本的な守備の安定を支えるのは、
やはり仕事。仕事との向き合い方だ。
来週から、毎週、土曜か日曜は、
ジョシュア・ハルバースタム
『仕事と幸福、そして、人生について』
を
テーマにして、この本の内容に基づく記事を
書いていこうと思う。
「手っ取り早く儲かりそうな銘柄を教えてくれ」
という人には面白くないかもしれないが、
株式投資も基本、仕事や勉強、スポーツと同じで、
手っ取り早く結果が出る方法は付け焼刃でしかない。
真の実力をつけるためには、
基礎からコツコツ固めていくしかない。
ただ、この本は、自己啓発本や哲学書のようで、
遠回りは全くしていない。
働く理由、働く目的、成功の基準
といった、明確な章立てのもと、
自分が何を目指しているのか、
分からなくなってしまった、サラリーマンには、
ダイレクトなテーマについて書かれている。
当然、お金についても書かれているが、
より根本的なところ、
幸福とは?良い人生とは?何かについて、
非常に分かりやすく書かれている。
アプリケーションの前に、OSを入れるように、
株の本より先に、読むべき一冊だと思う。
この本の中には、レンズを換えた後のように、
気持ちが晴れる箇所がきっとあると思う。
自分は忘れていたところ、曇ってきたところを、
もう一度磨くつもりで、読み返したい。
よって、第1章から順番ではなく、
特に自分の心に響いた箇所を、1つずつ、
ランダムに抜粋しながら、記事にしていく。
記事にすれば、更にそれを読み返すことができる。
amazonには、コンディションの良い中古品が、
1円からあるようなので、興味を持った方は、
記事とあわせて是非、読んでいただきたい。