2015.01.24 Saturday
優待銘柄マイベスト5
「配当とか優待を狙って投資するのはナンセンスだ」
と思っていた時期もあったが、
キャピタルゲインだけを期待するのは、
乱高下激しい現在の相場にあっては、心もとない。
アセットアローケションの側面からみても、
普通預金利回りが0.02%といった水準の今、
普通預金にストックしておくよりも、
配当利回りが高く、財務優良な株に投資しておく方が
資産価値を維持できる可能性は高いと考える。
巷の統計データをみるに、大半の日本国民は
ゆうちょや、普通預金、あるいは日本国債といった、
利回りが物価上昇率に劣る金融商品に、
資産の大半を割り当てているようだが、
少し勉強すると、それはかなり非合理的選択なのだとわかる。
インカムゲインに目を向ける意義はその辺で、
自分が配当利回りにこだわりのもそうした観点からだ。
よって、"配当"は"おまけ"とは思っていない。
ただ、"優待"というと、"おまけ"とそうでないものがある。
QUOカードや図書カードは、
現金に匹敵する、金券としての価値を認めるが、
特定サービスの割引券や、特定施設の利用権には
個人的に"おまけ"としての価値しか認められない。
"おこめ券"は微妙だが、自炊することがないので、
今のところは"おまけ"という気がする。
"自社商品"みたいなものでも、
個人的に使うものは、現金に並ぶ価値を見出せるが、
化粧品とかは、いくら高額であっても"おまけ"で、
それを換金してどうこうという発想まではない。
よって、"優待利回り"というのは、
極めて個人的な価値に依存する指標になる。
"配当利回りが全て"というのでもいいと思うが、
それだと選択肢が狭まるし、味気ない。
口座に配当金が振り込まれてくるのとは別に、
金券や商品が送付されて、現物を手にするというのも
また、違った喜びがある。
例えが正確ではないかもしれないが、
"配当利回り"が"攻撃力UP"のような絶対有効なものとすれば、
"優待利回り"は"属性値UP"のようなもので、
人によっては嬉しい属性もあるといったところか。
業績や財務、ファンダメンタルで示される
基本的な攻撃力や防御力があることが前提になる。
桐谷さんが選ぶ、優待銘柄ベスト5というのが
あまりピンとこなかったので、マイベスト5を挙げてみた。
投資判断は自己責任でお願いします。