「終わり良ければ、すべて良し」とは思わないが、
2012年の大納会は今年一番くらいの高値で終えた。
⇒「株闘の記録」
NK10400円という数字に対して、
まだまだ上がるという見方もあるようだが、
急騰の後で急落が、いままでのパターンだっただけに、
自分の見方は未だ慎重だ。
政権交代のタイミングと外国人投資家の買い越し動向の
連動性が2005年に似ているとか、それらしい話もあるが、
企業業績はいまひとつで、金融相場の域を出ていない。
為替が約2年ぶりくらいに、1ドル86円台になったのを、
円安反転のタイミングと捉える見方もある。
円安=株高というのは、外需株には嬉しい話だが、
一方で、内需株には嬉しくない部分もある。
実際、NKに比べてTOPIXの上昇はそれほどでもない。
少し冷めたトーンで書いているが、ついさっきまで、
任天堂(7974)の買いを検討していた。
円安反転の機運と、
「早く利確しすぎた分を取り戻したい」という感情に、
出遅れ感一杯の国際優良株がマッチしたのだ。
だが、結局見送ることにした。
WiiU が なんとなく、NINTENDO64 とダブってきたのだ。
ゲームというのは、一にも二にもソフトありき。
ソフトメーカーがついてこないとハナシにならない。
Wiiでの最重要課題について全く手を施していない状態で、
ヒットするはずがない。
そもそも、携帯ゲーム、オンラインゲームが隆盛を極め、
PCがタブレットに置き変わるのではないかという時代に、
まだ据え置き機でいこうとする発想が、愚直すぎる。
スマホやタブレットで、マリオやポケモンを売る方法を
考えないと、ハードを作れば作るほど赤字になる気がする。
セガのように、ソフトメーカーになったらいいとも思わないが、
今のままだと厳しい。画期的なアイデアがないのなら、
当面、3DSを軸に地味に細々やっていくのが無難だと思う。
ただ、そうはいっても、これからの日本を支えていくのは、
ゲームやアニメといったコンテンツしかないと思っているので、
もう本当にヤバいんじゃないか?
方針転換せざるをえないんじゃないか?というところ、
株価でいったら、5000円割れくらいになったら再検討したい。