今週は、先週のプラスを帳消しにする、85000円マイナス。
⇒「株闘の記録」
配当落ちがあったとはいえ、実に悲しい下げっぷりだ。
イブラヒモビッチやチアゴ・シウバを放出した
ACミランがセリエAの開幕4試合で3試合負けているように、
負け癖がつくとなかなか立ち直れないものがある。
これまで「損切り」という選択をほとんど考えていなかったが、
十分なキャッシュ・ポジションがない状況であれば、
ツインバード(6897)などは、330円あたりを彷徨っていた
ところで、一旦損切りして、他に投資する、回転率とか
投資効率といったものを考慮すべきだったのかもしれない
(完全な後講釈だとは思うが、次には活かせるだろう)。
また、今回のツインバード集中投資の急落の失敗について、
分散投資しなかったことが原因と考えたのも、安直すぎたと思う。
今の相場は基本的にどの銘柄も連動しており、
NKが大幅安の場合、PFもほぼ間違いなくマイナスで、
分散投資したところで、損失は避けられない
(今回の下げは全体ではなく、個別の要因であったとは思うが)。
メリハリを付けるという意味で、集中投資は間違っていない。
問題は、惰性でポジションをキープしてしまったことだ。
「割安株=長期投資」という固定概念のようなものを、
打ち払って、適当に儲かったら利益確定したり、
不透明な要素が見えてきたら意地になってホールドせず、
一旦ポジションを手仕舞うべきだったのだ。
一時500円を越えていた株価も今は220円。
PBR0.33倍まで下がっている状況では、
塩漬けしかない気もするが、あと1年、
220円で停滞するようなら、乗り換えるべきだ。
東証1部の国際優良株の中でも、
配当利回りが高く、大幅に下げているものがある。
冷静に考えて、ツインバードに拘るのは、おかしい。
キャッシュ・ポジションが75パーセントもあるから、
すぐにアクションは起こさないが、
そのへんの意思決定の在り方を見直していきたい。
たとえば、日本触媒(4114)。
監視銘柄には入れていなかったが、
素材系の化学メーカは、将来性と安定性の点で割と好みで、
ファンダメンタルも高くなく、前からいい銘柄と思っていた。
昨日の事故を受けて、どのくらい下がるだろう?
「落ちてくるナイフを拾うな」という格言のとおり、
「事故の影響がどこまで及ぶか」わからないうちに、
既存の情報を元に判断するのは危険だが、
東電(9501)の惨状が連想されれば、
行き過ぎが起こってもおかしくない。
今日一日頭を冷やして考える時間があったわけだから、
月曜は寄り底のような気がする。
直感的には成り行き買いだが、博打は破局への第一歩だ。
まずは監視銘柄に入れて様子をみよう。