もうそろそろ反転するかと思っていた、
ツインバード(6897)が年初来安値を更新している。
何故、1Qの翌日、ザラバについていた日に、
275円の買い板にぶつけて全株売ってしまわなかったのか?
そんな後悔さえ滲んでくる始末。
⇒「株闘の記録」
冷静に分析すれば、こんなダメ株は、
まだまだ売られる余地があるし、
9000株もホールドしているのは危ない。
250円でいいから5000株くらいは精算した方が無難だ。
仮に今期の通期予想を達成できても、
来期は更に下の予想が出されるだろうし、
そもそも、復興需要が落ち着いたら、業績が伸張するネタがない。
・・・株式投資において"将来性がない"というのは、
何にも増して致命的である。投資というものの基本を考えれば、
将来の成長期待が株価を躍進させる一番の原動力なのだ。
インカムゲイン狙いの長期投資と考えても、
割安性はともかく、配当利回り2%は魅力薄だ。
1Qの内容がよく、より割安で高配当の銘柄をみつけるのは
それほど難しい作業でもなさそうだ。
それでもホールドしてしまうのは、そうした
個人投資家の売りたくなる心理が理解できるからで、
この価格で性急に投げ売りする程の理由がないから。
そもそものところでは、
強くホールドする理由がなくなった時点で
売っておくべきだったのを、
「円高に強いから」とか適当な理由を見つけて
引っ張ったのが失敗だったとは思うが、
250円は明らかな割安水準。
200円を割れるようなことがあれば、逆に買い向かう。
感情に流されて、価値と価格を混同してはいけない。
個人投資家の気分の変化に比べたら、
企業業績の変化は大分緩やかなものだと思う。