前に「歴史的な下げ」という表現について、
我々は常に歴史と対峙しているのに、ナンセンスだといった記憶があるが、
人類は今、史上最大級の、世界規模の暴落を経験している
といっても過言ではないだろう。
金曜のNYダウの値動きをみるかぎり、
アメリカの応急処置も効果なかったようにみえる。
そろそろ底かと思っていた
J−REITも、
外国人投資家の換金売りからか、もう2段くらい下げている。
恐れずナンピンしにいったが、ますます含み損が膨らんでしまった。
トヨタ(7203)も4000円割れ目前だが、
北米の売上げが過去最悪の前年同期比30%減とかで割安にもみえない。
中原さんの本を参考にして、外貨も始めたが為替も急落だ。
特に将来の機軸通過ユーロの下げが酷い。
証券の流通によって、世界は一つのマーケットになってきている。
世界同時株安はそれを顕著にあらわしているし、
サブプライムローンの影響もアメリカ国内にとどまらなかった。
そうした環境下では、国際分散投資なんていうのも効果をなさず、
休むも相場こそが、今とり得る最善の策といえそうだ。
この先の未来に明るいものがある気がしない。
・・・だが、それゆえに仕込む。
過ちを繰り返しながらも、発展していくのが人類の歴史だからだ。
雨が降ったからといって練習を休むようでは成長しない。
さわかみファンドではないが、こういうときに嬉々として買いを入れるのだ。
まだまだ未熟なので「儲けてやろう」という気持ちも多少あるが、
それはココロの余裕からだ。
やや哲学ぽいハナシになるが、
経済的な豊かさが、ココロの余裕になるのではなく、
ココロの余裕が経済的な豊かさを形成していくように思っている。
現金だけが資産ではない。
J−REITでも外貨でも、株式でも、自分が安いと思うものを
自分のルールで買い増せばいいと思う。